栃木県内で最大規模となる障がい者スポーツの祭典 6年ぶり開催

 去年(2022年)10月に開かれた「いちご一会とちぎ大会」から来月(10月)で1年となるのを前に、スポーツを通して障がいのある人たちの自立や社会参加を促す「県障害者スポーツ大会」が24日、6年ぶりに宇都宮市内で通常開催されました。

 県内で最大規模となる障がい者スポーツの祭典「県障害者スポーツ大会」は、2019年の東日本台風や新型コロナウイルスの感染拡大などの影響で、6年ぶりの通常開催となりました。バレーボールなどの一部の競技が行われた23日に続き2日目の24日は、大会に出場する選手や福田富一知事など関係者が開会式に出席し、陸上男子1500メートルに出場する加治佐博昭選手が選手宣誓を行いました。

 今年の大会では従来の個人・団体の9つ競技に加えて去年行われた「いちご一会とちぎ大会」のレガシーを継承するため、個人競技のボウリングや団体競技のバスケットボールなど、5つの競技を正式競技に加えて14競技での開催となりました。

 秋晴れの中、県総合運動公園の陸上競技場では100メートルリレーや立幅跳びなどが行われ、6年ぶりの大会に自己ベストを出そうと奮闘する選手の姿にスタンドからは大きな声援が送られていました。

 大会は5日間の日程で行われ、選手は約1300人出場するほか、競技を支えるボランティア関係者も参加し選手の競技機会だけでなく、支援する側の活動機会も提供することでとちぎ大会のレガシー継承が図られるということです。

 来月(10月)15日は、オープン競技の卓球バレー、11月4日には水泳が行われる予定です。

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