【DDT】TAKESHITAが奮戦のMAOを退け、11・12両国でクリス・ジェリコと一騎打ちへ!「DDTのリングでジェリコに勝つのがドラマチック・ドリームだ」

DDTプロレスが9月24日、東京・後楽園ホールで「Who’s Gonna TOP? 2023」を開催した。米AEWから、わずか2週間でDDTマットに舞い戻ってきたKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)がサウナカミーナのMAOとの一騎打ちを制した。TAKESHITAは11月12日の東京・両国国技館で、WWEで世界の頂点を極めたクリス・ジェリコとシングルマッチに臨むことが決定した。

TAKESHITAは9月9日の東京・大田区総合体育館で共闘する佐々木大輔(ダムネーションT.A)と組み、上野勇希&MAOと対戦。試合は上野が佐々木を破ったが、MAOがTAKESHITAとの一騎打ちを熱望し、TAKESHITAが受諾して、この一戦が組まれた。

MAOはドロップキックで奇襲をかけ、ラ・ケブラーダを発射するなど先制攻撃。TAKESHITAがジャーマンを繰り出せば、MAOは雪崩式フランケンシュタイナーを敢行。

TAKESHITAは雪崩式人でなしドライバーを繰り出し、ワガママ(ザーヒー改め)を狙うもMAOがキャッチ。

MAOが掌底、TAKESHITAがエルボーを見舞うと、TAKESHITAがワガママ。スタンドでのヒザ蹴りを叩き込むもカウントは2。ならばとTAKESHITAはもう1度ワガママを叩き込んで3カウントを奪った。

試合途中には、TAKESHITAが属するドン・キャリス・ファミリーのボスであるドン・キャリスが現れたが、TAKESHITAは「俺たち、ドン・キャリス・ファミリーはまだ始まったばかり。次は11月12日、両国に帰ってきます。そのときまでに、また皆さんに夢を見させたいと思います」とキッパリ。

ここで場内が暗転し、ビジョンにジェリコが登場。ジェリコはTAKESHITAの写真を破ると、「今のオマエは世界でも指折りのレスラーだ。だが、このクリス・ジェリコはプロレス界の歴史のなかで最高の一人だ。AEWでオマエはイスを持ち、2度も俺に襲い掛かった。貴様に復しゅうしてやる。俺は日本でも30年以上のキャリアがある。オーニタ、テンリュー、イノキさん、チョーノ、オカダ、ナイトー。全員に聞いてみろ! 今まで来た外国人で誰が最高だったか? この俺、クリス・ジェリコだ。11・12両国でオマエに挑戦してやる。シングルマッチだ。挑戦を受けろ!」とシングル戦を要求。

これを見たTAKESHITAは「クリス・ジェリコがDDTに来るのが大きな夢か? そうじゃないだろ。DDTのリングでジェリコに勝つ。それがドラマチック・ドリームだろ」と豪語。バックステージでは「クリス・ジェリコがなんや! クリス・ジェリコとシングルマッチして、竹下、頑張れ!そんな時代はとっくに終わってる。クリス・ジェリコが俺にチャレンジする。ドラマチック・ドリームはまだまだ続く」と自信たっぷり。

敗れたMAOは「TAKESHITAはすごすぎる。試合のことが何も思い出せない。頭のなかがグチャグチャにされちまった。あの高いハードルを俺は決して超えない。くぐる。そして、ある意味、神になる」と独特の表現で、TAKESHITAとの次戦を見据えた。

【大会名】Who’s Gonna TOP? 2023
【日時】2023年9月24日
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】917人(超満員)

▼ダークマッチ 15分一本勝負
岡田佑介&○高鹿佑也 vs 須見和馬&瑠希也●
8分42秒 変形トライアングルランサー

▼オープニングマッチ 30分一本勝負
○佐々木大輔&KANON&MJポー vs 岡谷英樹&夢虹●&正田壮史
7分43秒 体固め
※ベトナムドライバーⅣ

▼第二試合 フェロモンズファイナルカウントダウン in 後楽園~ノータッチ3WAYタッグマッチ 30分一本勝負
○飯野“セクシー”雄貴&男色“ダンディ”ディーノ vs 平田“マグナム”一喜&土井成樹 vs 彰人●&アントーニオ“FOXY”本多
7分24秒 エッフェロ塔

▼第三試合 30分一本勝負
遠藤哲哉&秋山準&樋口和貞&○納谷幸男 vs 火野裕士&大石真翔●&HARASHIMA&坂口征夫
13分39秒 体固め
※世界一のバックドロップ

▼第四試合 スペシャルタッグマッチ~DDTvsAJPW 30分一本勝負
○上野勇希&小嶋斗偉 vs 青柳亮生&田村男児●
10分12秒 片エビ固め
※BME

▼第五試合 DDT UNIVERSAL選手権試合 60分一本勝負
<王者>○マット・カルドナ with ステフ・デ・ランダー vs 伊藤麻希●<挑戦者>
15分3秒 体固め
※第11代王者が初防衛に成功。

▼セミファイナル スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○KONOSUKE TAKESHITA vs MAO●
11分28秒 体固め
※ワガママ

▼メインイベント KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
<王者>○クリス・ブルックス vs 赤井沙希●<挑戦者>
21分0秒 TKO勝ち
※変形オクトパスストレッチ→レフェリーストップ。第81代王者が2度目の防衛に成功。

〈写真提供:DDTプロレスリング〉

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【動画】ジェリコからTAKESHITAへのVTRメッセージ

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