ハザードマップ更新へ、地区住民と意見交換 鶴岡・昨年末の土砂崩れ受け

既存のハザードマップを基に意見交換する地域住民ら=鶴岡市・大山コミュニティセンター

 昨年末に鶴岡市西目で発生した土砂崩れなどを受け、本年度からハザードマップの更新を進めている市は24日、大山、西郷の2地区を皮切りに住民の意見を聞くワークショップを開催した。11月9日まで市内全域の計17カ所で開き、来年3月までに更新する。

 この日は2地区合同で大山コミュニティセンターで開き、住民約10人が参加。近年の道路冠水状況を踏まえた避難経路の見直しなどについて意見を出し合い、既存のハザードマップに書き加えるなどした。また防災士を講師に土砂崩れの前兆現象への理解を深めた。

 参加した桜井修治大山自治会長(69)は「土地の状況なども変わり、定期的にマップを見直すことは重要。更新後は地域住民に再確認を呼びかけるなど防災意識を高めていきたい」と話していた。

 現行のマップは市が2010~17年度に作った。更新後は新たに土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)を明記し、ウェブ版も作成する。

© 株式会社山形新聞社