「転職の魔王様」成田凌&小芝風花が笑顔でクランクアップ! 最後の求職者の心揺さぶる“面談”とは…

フジテレビ系連続ドラマ「転職の魔王様」(月曜午後10:00=関西テレビ制作)が、本日9月25日に最終回を迎える。最終回では、これまでさまざまな求職者を良い方向へ導いてきた毒舌敏腕キャリアアドバイザー・来栖嵐(成田凌)が導かれる立場となるほか、見どころ盛りだくさんだ。撮影がすべて終了し、主演の成田をはじめとするキャスト陣からコメントが到着した。

「転職の魔王様」は、“転職の魔王様”と呼ばれる来栖が、相談者の仕事や生き方への悩みを辛辣(しんらつ)な言葉で一刀両断していく“転職”爽快エンターテインメントだ。また、小芝風花が、来栖が勤める転職エージェント「シェパードキャリア」の社長・落合洋子(石田ゆり子)のめいっ子・未谷千晴に扮(ふん)し、来栖の下で転職希望者の背中を押していく。額賀澪氏の小説「転職の魔王様」「転職の魔王様2.0」(PHP研究所)が原作となっている。

最終回、最大の注目ポイントは、来栖と千晴の2人の行く末。魔王とその弟子から、いつしか信頼できる仕事のパートナーへと変化していった2人の関係は、どんな結末を迎えるのか。さらに、キャリアアドバイザーの来栖自身が導かれる立場となる。かつての同僚・児玉雄一郎(小関裕太)から、もう一度夢を追わないかと転職を打診され、一度は諦めた夢を再び追いかけられるチャンスに心が揺れる来栖。人生の大きな決断を前に自身の本音を見失ってしまう彼の心の機微が描かれる。そんな来栖を一番近くで見てきた千晴は、来栖の背中を押すべく、一人前のキャリアアドバイザーとして“求職者”来栖の面談を行う。

クールで喜怒哀楽が分かりづらく、本音が見えない来栖。そんな来栖が千晴との面談で、これまで決して見せなかった一面をのぞかせる。そして、千晴も来栖に刺激を受け、ある大きな決断をする。

無事クランクアップを迎えた成田は「暑い中、汗でドロドロになりながら、真っ黒になりながら、来栖を、千晴を、みんなをかっこよく映してくれたスタッフの皆さん、本当にありがとうございました」と振り返りながら、「ゲストの皆さんや『シェパードキャリア』のみんなが、もれなく『楽しかった~』といいながらクランクアップしていくのを見ていて、幸せを感じていました。僕も『楽しかったなあ~』という一言につきます。そんな素晴らしい現場を作ってくださった皆さんに、本当に感謝しています」と述べた。

そして、「このドラマを見て、人生変わったとか人生変えたいと思ってくださる方がめちゃくちゃいると思うんで…」と言い出すと涙がこみ上げて言葉に詰まる成田。「なんか泣きそう(笑)」と照れ笑いを浮かべながら、「そんな意義のあるドラマに参加できて本当に幸せでした。ありがとうございました!」と頭を下げた。

そんな成田と共に撮影が終了した小芝も「暑い中、体を酷使しながら…。本当に皆さん、ありがとうございました」と感謝。実の妹が転職することになったことを明かし、「妹は、私の仕事にあまり興味もなく、作品もほとんど見ない子なのですが、『転職します』という連絡が来て、『(私が)“転職のドラマ”に出てるから心強いわ』ってメールをもらったんです。その時に、この作品を見て、少なからず誰かの背中を押しているんだなと、あらためて実感しました」とうれしそうに告白。「きっと、テレビ越しにも同じように悩んでいる方や、先のことを考えて不安になっている方がいて、その方たちにもきっとちゃんと届いているんだなと。そんな作品を見なさんと作ることができて、本当によかったなと思いました。本当にありがとうございました!」と語った。

社長の洋子が率いる「シェパードキャリア」で働く仲間たちを演じた、石田、山口紗弥加、藤原、おいでやす小田、前田公輝、白洲迅、そして看板猫・タピオカも、舞台となったオフィスのセットで、成田と小芝よりも先にクランクアップを迎えていた。約4カ月、共に暑い夏を乗り越えてきた仲間たちの最後を見届けようと、まだ撮影の残る成田と小芝も駆けつけたセレモニーでは、ねぎらいの「お疲れさま」の言葉や拍手とともに花束が贈られた。

来栖と千晴が働く「シェパードキャリア」のアルバイト大学生で愛されキャラの犬飼翔(藤原大祐)が、これまでの好青年ルックの装いから一転、キリっとしたスーツ姿に。“イヌが好きな”犬飼は、なぜスーツ姿になったのか? 「シェパードキャリア」の仲間たちのラストエピソードも見逃せない。

「シェパードキャリア」のメンバーは、それぞれ「頼りない社長ですみませんでした。若い皆さんと一緒で楽しかったです。またご一緒させていただけるように頑張りたいと思います」(石田)、「私はこの現場でよき夫と、よき息子を手に入れました! 本当によき出会いをありがとうございます。すっごく寂しくって…。これで終わるのはちょっと…。嫌やなあ~~!(絶叫)」(山口)、「僕はキッチンカーのシーンから始まりましたが、ついこの前、クランクインだったかのような感じで、本当に楽しくて一瞬で過ぎた日々でした。また成長して、皆さんとご一緒できるよう頑張ります」(藤原)とコメント。

また、「表情が豊かな方ではないので、どう見えていたか分からないですけど…。たぶん、皆さんが思っている10倍は僕、楽しんでました! 前の日、『明日、ドラマの現場だ』となれば、前の日からちょっとワクワクというか、楽しみな現場になってました。寂しいですね。これで終わるのはちょっと…。嫌やなあ~~!(絶叫)」(小田)、「『シェパードキャリア』が家族のようで温かい現場でした。演じた横山は、一見とっつきにくいキャラクターだったのですが、皆さんのおかげで、最後はイジられキャラに昇進しているような気がしていて、本当に充実した日々を送らせていただきました。また、皆さんにお会いできるよう頑張りたいと思います」(前田)、「現場は本当ににぎやかで、『僕は途中参加なんだよな…』ということを忘れるくらい楽しい現場でした。演じた天間は謎な男でしたが、一つだけ言えることは、知らない人にアイスクリームをおごるといわれても、ついて行っちゃ駄目ですよ(笑)」(白州)と、笑顔で締めくくった。

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