ANEST IWATA Racing RC F GT3が工場を走る。アネスト岩田が従業員と新たな交流

 2023年のスーパーGT GT300クラスにANEST IWATA Racing with Arnageとして参戦するアネスト岩⽥が、9月13〜14日に同社の福島および秋田工場で“レースカーお披露目イベント”を開催。ANEST IWATA Racing RC F GT3が工場敷地内を従業員が見守るなか走行し、新たな交流の形として盛り上がりをみせた。

 2023年シーズンからANEST IWATA Racingとして国内最高峰シリーズのスーパーGTに参戦しているアネスト岩田。同社はレーシングチームの活動を『社内外の繋がりを作るためのプラットフォーム』と定義しており、今回行われた福島、秋田工場のイベントは、従業員の交流を目的として実施された。

 イベントでは、アネスト岩田の福島、秋田工場内の敷地をANEST IWATA Racing RC F GT3が走行し、両工場の従業員およそ240人が観覧。さらにチームのドライバーを務めるイゴール・オオムラ・フラガ、古谷悠河、小山美姫、レースクイーンの広瀬咲さんとの記念撮影会やサイン会も行われた。

 アネスト岩田によると、イベントに参加した従業員からは『同じチームを応援しているという一体感があった』『あまりレースに興味なかったけど、チームを応援したいと思えた』『コロナが明けて、久々に工場のみんなが集まれるイベントだった』などの感想があったようで、レーシングチームが社内のコミュニケーション創出に活用された。

 また、イベント後の週末には宮城県のスポーツランドSUGOでスーパーGT第6戦が開催され、アネスト岩田はこのレースに工場従業員とその家族100人分の座席を用意し、チームの戦いを応援した。

 そしてレース前には、観戦を行う人をオープンチャットグループに招待し、レース前にはスーパーGTのルールや今季のチーム状況、さらにはサーキット周辺の観光スポットなど、スーパーGTをより楽しく観戦できるような情報発信を行った結果、レース終了後も勤務地の垣根を超えた交流が継続されているとのことだ。

2023スーパーGT第6戦SUGO ANEST IWATA Racing RC F GT3
福島工場の集合写真
秋田工場の集合写真

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