新見市がタクシー料金助成へ 通院や買い物 高齢者らの移動支援

タクシー料金の助成券(見本)

 新見市は10月1日から、車の運転免許を持っていない高齢者や障害者らの通院や買い物といった移動を支援するため、タクシー料金の助成事業を始める。利用希望者の申請を受け付けている。

 対象は市内に住民票を置く、75歳以上▽要介護1以上▽障害者手帳(身体1、2級、療育A、精神1級)所持者―のいずれかで、運転免許のない人。1枚500円の助成券を1カ月につき6枚、来年3月分まで一括交付する。

 助成券は、市指定のタクシー会社を利用し、市内が出発地か到着地であれば使える。1回の乗車で複数枚の使用も可。申請の受け付けに期限はなく、市ホームページなどにある書類を市福祉課か各支局・市民センターに提出する。

 対象は約400人の見込みで、事業費は約740万円。問い合わせは同課(0867―72―6126)。

© 株式会社山陽新聞社