けん玉のおかげで今年も紅白内定済みの三山ひろし

演歌歌手の三山ひろしが23日、都内で行われた「第37回全日本けん玉新人王決定戦」に出場し、「社会人新人王」を獲得したことを、各スポーツ紙が報じた。

各紙によると、同大会は「日本学生けん玉連盟」が主催する歴史ある大会で、過去にはお笑いコンビ・ハリセンボンの箕輪はるかが3位になるなど、レベルの高い大会としても知られているという。

三山がけん玉の、大会に出場するのは今回が初めて。「社会人の部」にエントリーし、26人の参加者の中、1次予選、2次予選と勝ち抜いて決勝へ。3人での優勝争いも制して、新人王を獲得。

「学生の部」の新人王との総合優勝決定戦では、惜しくも1点差で敗れ「全日本新人王」はならず、来年開催の全日本選手権の出場権を逃したが、初の挑戦で好成績を収めた。

三山のけん玉の腕前は4段。昨年の紅白歌合戦では「けん玉大皿チャレンジ」のギネス世界記録(127人)を更新している。

「今や、三山のギネス記録更新はすっかり紅白の目玉企画になってしまった。紅白で歌唱した三山の曲の印象はない人が多いかもしれないが、けん玉でギネス記録を更新し続けていることを覚えている視聴者は多いのでは。今年の紅白出場もすでに内定していると言われている」(レコード会社関係者)

もともと、2013年頃からコンサートの余興としてけん玉を始め、日本けん玉協会会員となり当時全国に600人しかいない二段を取得し、2015年には三段を取得。ステージで歌いながらけん玉を披露することもあり、「けん玉演歌歌手」として注目された。

15年に紅白に初出場を果たし、16年にけん玉の教則本を出版し、日本けん玉協会から「けん玉大使」に任命された。プライベートでは、12年に師匠で演歌歌手の松前ひろ子の次女と結婚し、2人の子供がいることを公表している。

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