【岩手】世界唯一のうにの牧場!北三陸ファクトリーの最高級のうにを堪能しよう

岩手・北三陸の3つの宝!うに、海女、南部潜り

北三陸とは、岩手県の洋野町、久慈市、野田村、普代村の4つの自治体を含むエリアで、いずれも三陸海岸に面しています。

北三陸は海洋資源に恵まれた場所で、特にわかめ、昆布などの海藻類の豊かな収穫量を誇ります。その昆布やわかめを食べることで、美味しいうにが育っています。

岩手県の国産うにの漁獲量は北海道に次いで2位を誇り、地域の名物となっています。

北三陸を知る方法のひとつに、「久慈地下水族科学館もぐらんぴあ」があります。

日本では珍しい地下のトンネル内につくられた水族館で、この地域ならではの潜水技術「南部潜り」と「海女の素潜り」の実演を見ることができます(※土日・祝日限定)。

2013年に大ヒットし、世界各国でも放送されたNHKの連続テレビ小説『あまちゃん』を見たことがある人は、これらの潜水技術を耳にしたことがあるでしょう。

伝統的な衣装をまとう海女は、現代的なダイビング装備を使わず、素潜りでうにの採集を行います。

「南部潜り」では、ヘルメットを着けて潜水をします。港湾開発の事業や海洋調査などで活用されてきた技術です。発祥は北三陸の洋野町(ひろのちょう)で、その歴史は100年以上に及びます。

「もぐらんぴあ」ではこのほか、日本で人気の魚類専門家「さかなクン」(※)が寄贈した魚類の展示や、クラゲの展示などがあり、楽しみながら海のことを学べます。

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北三陸・洋野町にある世界唯一の「うに牧場®」

北三陸の魅力は、「海女」や「南部潜り」だけではありません。ここにはなんと、世界で唯一の「うに牧場®」があるのです。

「うに牧場®」では、「うに栽培漁業センター」で孵化され1年間育てた後、海に放流。このうには、沖合の漁場で約2年間を過ごします。

その後、漁師たちの手で「うに牧場®(増殖溝)」へ移植されます。そして、牧場内に繁茂する天然の昆布やわかめを食べて大きくなります。ここでさらに1年育てます。

こうして4年間の育成期間を経たうには、漁師たちにより水揚げされます。水揚げ後は、すぐに「北三陸ファクトリー」の加工場へと運ばれます。

「北三陸ファクトリー」の加工場では、うにのサイズの分類、殻むき、その他の加工作業を行っています。

うにの殻を開け、その身を傷つけないよう、ピンセットで内蔵を取り除くのは、高度な技術と集中力が必要です。そうした職人の技術もあって、優れた自然環境で育ったうには、最高の状態で届けられます。

北三陸ファクトリーのうにがもたらす極上の幸せ!

北三陸ファクトリーで扱っている「キタムラサキウニ」は、淡い黄色の身で、味わいはすっきりしており、甘味も上品です。

うにがおいしく育つためには、うにの食べるものが最も重要になってきます。高級昆布の産地である北三陸で育ったうには、最高級のおいしさです。

つぼ抜きうに

海中から水揚げされたばかりのような新鮮なうにを、自宅で味わえるとは、本当に驚きですね。

「つぼ抜きうに」は、うにの甲羅の生命力まで感じ取ることができるような新鮮さが特徴。内臓を洗浄しただけの取れたての最高級のうにの味を楽しめます。

洋野うに牧場の四年うに®(つぼ抜きうに) ※価格はお問合せください。

洋野うに牧場の四年うに®

身はふっくらとしており、口の中に入れるとゆっくりと溶けていきます。海藻の香りとともに、甘くクリーミーな味わいを楽しめます。醤油を数滴たらすと、香りの甘さが一層引き立ちます。

殻をむいたばかりのうにの身と、紫外線で殺菌処理をした海水が一緒に入っている「洋野うに牧場の四年うに®」(塩水パック)。ミョウバンなどの添加物を全く使用していません。

厳しい管理のもと、繊細な手作業によるパック詰めを行い、身の形もきれいに保っています。「洋野うに牧場の四年うに®」(塩水パック)は、まるで宝箱を開けるかのように、水揚げしたばかりのようなうにのおいしさを自宅で味わえます。

「洋野うに牧場の四年うに®」(塩水パック) ※価格はお問合せください。

UNI&岩手産バターSPREAD

「UNI&岩手産バターSPREAD」は、2020年に開催された岩手県水産加工品コンクールで最高賞の「農林水産大臣賞」を受賞した逸品。天皇への献上品にも選ばれています。

4年かけて育成した高級なキタムラサキウニを、水揚げ後すぐに蒸して良質なバターと混ぜ合わせています。しかも、商品内容量の70%は、うにが占めています。

食感や塩味、香り、クリーミーさなどが精密に計算されており、フランスパンやソーダクラッカーと合わせて楽しむことができます。

UNI&岩手産バターSPREAD ※価格はお問合せください。

塩うに

「うに牧場®」で採れた新鮮な生うにのみを使用した「塩うに」。焼き塩をまぶして水分を飛ばしながら、低温で3日間熟成し、うに本来の風味を生み出しています。少量使うだけで、うにの風味・香りがあふれ出ます。

1瓶に、殻うに5個分のキタムラサキウニが入っていますが、とても濃厚で、スプーンで逆さまにしても落ちないほどです。ご飯のお供や、日本酒と一緒に楽しむのにピッタリです。

洋野うに牧場の四年うに「塩うに」 (キタムラサキウニ):※価格はお問合せください。

北三陸ファクトリー オンラインストア
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お食事処 旬魚旬菜かめふく

北三陸ファクトリーの商品以外に、「旬魚旬菜かめふく」で岩手県の自慢のうに料理を味わえます。

「旬魚旬菜かめふく」は、地元でとても人気の海鮮のお店です。各メニューとも新鮮な素材を使い、ボリュームもたっぷりなため、平日でもお客さんが殺到するほどです。

ランチは、オススメの海鮮を使った定食や丼物がメイン。例えば「海鮮丼」の場合、丼にたっぷり盛り付けられた新鮮な魚と、自家製のおかず・スイーツなどが楽しめます。

そのおいしさに、思わずお店の近くに引っ越して何度も足を運びたくなるほどです。

「旬魚旬菜かめふく」では、毎年夏、「生うに丼」が特に人気です。ふくよかな味わいのうにがご飯の上に一杯に敷き詰められたこのメニューは、醤油をかけずとも、うにの繊細な甘味を感じることができます。

食卓に並べると、みんなが黙って食べることに集中してしまうほどのおいしさです。

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地元の魅力を凝縮した「道の駅 いわて北三陸」

「道の駅 いわて北三陸」は国道45号や久慈北ICのすぐ近くにあり、アクセスがとても便利です!

中には、フードコートや特産品直売コーナーのほか、大型の遊具を含むキッズスペースもあります。

地元特産品に関しては、北三陸の新鮮な海鮮や野菜、加工品、工芸品などを購入できます。

フードコートでは、さまざまなテイクアウト用スイーツや、食事なども提供しています。

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うにから広がる無限の可能性

日本のうにと言うと、北海道を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、北三陸の洋野町には、うにを作り育てる「栽培漁業」の長い歴史と、世界最高レベルの技術があります。

そして「北三陸ファクトリー」は、「北三陸から、世界の海を豊かにする」という使命感の下、新たな持続可能な水産業の技術を広めることに努めています。

今回の記事で紹介した洋野うに牧場®︎の四年うにに加え、海の砂漠化を解決する「うに再生養殖事業」を行っています。

近年、藻場が消えてしまう「磯焼け」が問題とされています。「磯焼け」とは、大型の海藻の大部分が沿岸の一部で枯れてしまう現象を意味します。

磯焼けには地球温暖化による自然環境の変化など、様々な要因が考えられますが、その⼀つが「⾷害」と呼ばれ、うになどが海藻を⾷べ尽くしてしまう現象です。

磯焼けの進⾏を⽌めるため、全国でうにの駆除が推奨されていますが、駆除された痩せうには商品価値がなく廃棄されているのが実情です。これにより、うにの漁獲量が減少します。

北三陸ファクトリーは、磯焼けによる餌不足で実⼊りが悪くなった痩せうにを廃棄するのではなく、美味しいうにとして商品に変える取り組みを始め、洋野町だけでなく磯焼けの被害のある地域でうに再生養殖事業を行っています。

最高品質のうにを熟知している北三陸ファクトリーだからこそ、天然に近い食味のうにを生み出すことに成功し、北海道大学をはじめとした機関と連携し、各地で新たな産業を創出しています。

うにの生育と藻場の再生を両立できる方法をつくることができれば、海の環境を守りつつ、うにの安定出荷ができます。さらに、海藻を通じて二酸化炭素の吸収を進める「ブルーカーボン」の推進にもつながります。

「北三陸ファクトリー」は、海洋資源を守りながら最高級のうにを世界に届けることを通し、北三陸から、世界の海を豊かにしていきたいと願っています。

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