三四郎・小宮はなぜ人々を魅了するのか? 麒麟・川島が独自の目線でひもとく

お笑いコンビ・三四郎の小宮浩信が9月24日放送の日本テレビ系『カワシマの穴』に出演。麒麟・川島明がMCを務めるこの番組は、昨年の放送で「今年一番どうかしてる番組」と言わしめた企画の第3弾。

今回、三四郎・小宮の魅力を川島独自の目線でひもとく『カワシマ明の芸人解体新書』として分析。1つ目が『ワードセンス』。「絶望的な滑舌(かつぜつ)なんだから察してくれ」「いじり急ぐな」などの“小宮節”と言われる独特の言い回し。

その中でも川島は、小宮のキラーフレーズとして「バチボコ」に注目。小宮は「ネタ考えてるときに、“とっても”とか“すごい”と言うよりも“バチボコ”って言った方がインパクトあるかなと思って」と誕生秘話を明かした。

番組では、その「バチボコ」の魅力を日本語のメカニズムを35年以上、研究している明治大学・堀田秀吾教授が分析。教授によると「4モーラでできているところが素晴らしい。モーラというのは音のまとまりの数え方なんですね。たとえば“シャツ”は3文字なんですが、音としては“シャ” “ツ”と2モーラなんです。“バチボコ”は4モーラで構成されています。日本人にとって心地よい音なんです」と語り、さらに「1音目と3音目に濁音(だくおん)を使っているところがポイントだという。“どんだけ~”とかありますよね。勢いがある音を使うことで通じやすくなる」と解説した。

2つ目は『ファッションセンス』。小宮の漫才衣装であるトレードマークの“青いジャケット”に注目した。小宮は「高円寺の古着屋さんの店員さんに何色がいいでしょうかと言ったら、“舞台では青色が映える”」と言われたことがきっかけで愛用していると明かした。ここで川島は「この“青”にもやはり理由がある」と分析し、その色の魅力を探るために中川ケミカル色彩研究室に小宮のジャケットを持ち込み、調査を依頼。色名をもつのは1603色あるそうで、高額な測定器で色の判定をしてもらったところ、“青”の中で、小宮の“青いジャケット”は「該当する色がありません」という驚きの結果となり、存在しない色だったことが判明。しかし、この色は人を魅了する色だと説明した。

最後に小宮の魅力を川島が「頑張っている!」とまとめるも、小宮は「なんだ、この番組は。おしまい、おしまい」とあきれ、川島の解説も真相も定かではない“一番どうかしてる番組”は幕を閉じた。

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写真提供:(C)日テレ

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