海苔養殖への被害防ぐ 木更津市の小櫃川で流木除去作業

海苔養殖への被害防ぐ 木更津市の小櫃川で流木除去作業

 10月から収穫が始まる海苔の養殖漁業への被害を未然に防ごうと、千葉県木更津市を流れる小櫃川で9月25日、県の職員らによる流木の除去作業が行われました。

 木更津市の小櫃川では、上流から流され、下流の消波ブロック近くに堆積した竹などが、大雨のたびに東京湾へ流れて海苔網に引っかかるなど、海苔の養殖漁業に甚大な被害を及ぼしていました。

 2023年で11回目となる除去作業には、県や木更津市、それに地元漁協などから約70人が参加しました。

 作業員たちは、流木を1つ1つ手作業で集めた後、クレーン車両で吊り上げ、チェーンソーで適当な長さに切ってから運搬車に積み込んでいきました。

 県によりますと、集めた流木の重さは5トンを上回る見通しで、26日以降、市内の処分場に運ばれるということです。

 県によりますと、堆積する流木の中には不法投棄されたものも多く、河川法などに違反する場合もあります。

 そのため、県は、伐採した木が流れ出さないように高台にあげるなど適切に処理するよう注意を呼び掛けています。

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