「ディアスらは疲弊」 EFLカップでは控え組主体…ロドリ代役のフィリップスが闘志 「キャリアを左右」

[写真:Getty Images]

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督がEFLカップ(カラバオ・カップ)について語った。イギリス『ミラー』が伝えている。

プレミアリーグで開幕6連勝、チャンピオンズリーグ(CL)でもグループ初戦でツルヴェナ・ズヴェズダに勝利と順調に2023-24シーズンを滑り出したペップ・シティ。次なる公式戦は27日のEFLカップ3回戦・ニューカッスル戦だ。

23日に行われたプレミアリーグ第6節のノッティンガム・フォレスト戦から中3日、第7節のウォルバーハンプトン戦まで中2日という状況で、なおかつ敵地での難敵ニューカッスル戦。指揮官はフォレスト戦後、ローテーションを明言した。

「ここまで多くプレーしている選手の中にはニューカッスル戦で出ない者もいる。EFLカップは普段さほどプレーしていない選手にとって素晴らしい機会だ」

「EFLカップを軽視しているわけではないよ。1%もエネルギーを温存するつもりはない。カイル・ウォーカーやルベン・ディアス…彼らはシティで90分間プレーし、代表ウィークでも90分間プレーした。すでに疲れ果てている」

その一方、ケガで直近の3試合を欠場しているクロアチア代表MFマテオ・コバチッチについては「今日(フォレスト戦)はリスクを冒せかった。24日に練習復帰するだろう」とし、可能であればニューカッスル戦で起用すると語っている。

また、フォレスト戦では主軸のスペイン代表MFロドリが悪質プレーで退場し、公式戦3試合の出場停止に。代役としてスタメン起用が見込まれるイングランド代表MFカルヴァン・フィリップスは並々ならぬ決意を口にしている。

「シティでのキャリアを左右する1週間になるかもね。それは楽しみでもあり、準備はできているよ」

「シティでの戦いを1年だけで終えるつもりはなかったし、ほとんどプレーできていないことについて『僕はここでは無理だ』なんて言うつもりもない。困難でもチームの中心に割って入りたい…ベンチに座って何もせず幸せになるつもりなら、最初からここへは来なかった」

昨夏にリーズ・ユナイテッドから4200万ポンド(現レート:約76億3000万円)で加入も、トレブル達成の1年目における存在感はほぼ皆無だったフィリップス。今夏の退団を頑なに拒否していたなか、巡ってきたチャンスを全力で掴みにいく。

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