仙台大観音、ピンクに映え SNSで話題、初の修復

ピンク色の「仙台大観音」を背に写真を撮る外国人観光客=25日午前、仙台市

 仙台市泉区の住宅街にそびえる高さ100メートルの「仙台大観音」が修復工事の過程でピンク色に塗装され、交流サイト(SNS)などで「かわいい」「映える」と話題になっている。25日も青空をバックに、観光客が像を写真に収める姿が見られた。

 所有する大観密寺によると、1991年の建立以来、初の本格的な修復となる。老朽化による表面のひび割れはほぼ直し、現在は最終的に白く塗装する際の塗り残しを防ぐため、いったん淡いピンクに染めている。

 寺院の相田俊幸執事(51)は「思わぬ反響に驚いている。癒やしを届けられたら」と話した。ピンクの姿は10月中旬まで見られ、工事は11月中旬に完成する予定。

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