大規模買収事件 元広島市議に罰金50万円など求刑 広島

河井克行元法務大臣から現金を受け取ったとして公職選挙法の罪に問われた元広島市議の裁判で、検察は罰金50万円などを求刑しました。

元広島市議会議員の伊藤昭善被告(72)は、4年前の参院選で河井元大臣から妻の案里元議員を当選させるための報酬として現金合わせて50万円を受け取った罪に問われています。

25日の裁判で検察は「買収の意図を認識していた」などとして伊藤被告に罰金50万円・追徴金50万円と5年間の公民権停止を求めました。

一方、弁護側は「現金は車内で渡されたとはいえ外から見える状態でありやましいものではない。当選させるための報酬という認識はなかった」などとして無罪を主張しました。

判決は来月31日に言い渡される予定です。

© 広島ホームテレビ