備中松山城で見られる「雲海」の発生をAIで予報 10月から高梁市のHPなどで公開予定 岡山

AIを活用して岡山県高梁市の備中松山城で見られる「雲海」の発生を予報する取り組みが行われています。

岡山理科大学生物地球学部の大橋唯太教授と高梁市観光課の職員らが高梁市の備中松山城雲海展望台を訪れ、雲海を記録するカメラを設置しました。

大橋教授らは2022年、雲海の画像と気温や湿度などの気象データから翌日の雲海の発生確率をAIで自動計算するシステムを開発しました。今回設置したカメラは、2023年の雲海を予報するためのものです。

高梁市によると、備中松山城では毎年10月から12月にかけての天候の良い早朝に雲海がよく見られるということです。

予報は、10月1日から高梁市のホームページなどで公開される予定で、今後、データが増えるほど正確になるということです。

(岡山理科大学 生物地球学部/大橋唯太 教授)
「(雲海が発生するのか)そういう不安が少しでもなくなるような、そういう形で情報源として利用してもらえれば、私も非常にうれしいかなと思っております」

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