宮城・石巻市で1960年代の中学校を映したフィルムが見つかる 10月に上映会

約60年前、1960年代の宮城県石巻市の中学生の日常を映した貴重な8ミリフィルムが見つかりました。かつての姿を懐かしく振り返ってもらおうと、10月に上映会が開かれます。

見つかった8ミリフィルムは今から約60年前、1961年から1962年にかけて撮影されたとみられ、石巻市の旧大須中学校の生徒や教員の様子が記録されています。

音声は無く授業の風景や運動会で行進する様子、列車に乗って修学旅行へ向かう様子などが残されています。

フィルムは、当時この学校の教員だった男性の遺品から見つかり、家族を通じてNPO法人20世紀アーカイブ仙台に寄付されました。

2017年に閉校となった大須中学校、映像の生徒たちは現在77歳位とみられます。

20世紀アーカイブ仙台は、同窓会のように当時を振り返ってもらおうと上映会を開くことにしました。

20世紀アーカイブ仙台坂本英紀理事長「ここに映っている生徒さんたちに、これは見せなきゃいけないなと思いましたね。自分の中学時代の姿が映像で残っているというのは夢にも思っていないだろうと。これを見せたらきっと感激するだろうなと」

上映会は10月14日の午後、石巻市のシアターキネマティカで2回に分けて行われます。入場は無料ですが、事前に申し込みが必要だということです。

連絡先・20世紀アーカイブ仙台

022−387−0656

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