スーダンで続く紛争を逃れ、南スーダンに渡った数千人が、深刻な健康危機に直面している。 人びとの多くはスーダンから帰還した南スーダン人(帰還民)だ。彼らは白ナイル川をボートで約72時間かけて移動した後、南スーダン北東部マラカルにある一時滞在センターに身を寄せる。多くが病気を患い疲れ果てた状態で到着するが、生活環境はひどく、食料や避難所、医療を受ける機会もごく限られた状態で何週間も移送を待たなければならない。
到着する人びとの増加に対応するため、国境なき医師団(MSF)は7月から一時滞在センター内で移動診療所を運営。毎日100件以上の診察を行っている。
MSFは、スーダンから到着した人びとが南スーダンに入国した後、希望する地域に移動するまで十分な支援を受けられるよう、他の援助関係者に対し、医療・人道的対応の速やかな拡充を呼びかけている。
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