バスで出勤中の警部補、隣に座った女性の胸に腕を押し当てる痴漢行為 兵庫県警が懲戒処分

兵庫県警察本部=神戸市中央区

 出勤途中のバスの車内で女性に痴漢行為をしたとして、兵庫県警は25日までに、県迷惑防止条例違反の疑いで、県警本部の総警務部門に勤務する40代の男性警部補を書類送検し、減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。8月14日付。警部補は処分を受けて依願退職した。神戸新聞社の情報公開請求で分かった。

 県警によると、警部補は6月5日午前8時ごろ、阪神地域を走るバスの車内で、隣に座っていた30代の女性客の胸に右腕を押し当てたとされる。調べに「腕が女性の胸に当たってうれしくなり、その状態を保った」などと話したという。

 同日夕、女性が管轄の警察署に被害届を提出し、車内の防犯カメラやICカードの履歴などから警部補を特定した。県警の調べに「女性に怖い思いをさせてしまい申し訳ない」と謝罪。女性と面識はなかったという。

© 株式会社神戸新聞社