岡山の新たなご当地グルメとして売り出し中の「岡山とりめし」をテーマに、飲食店が自慢の味を競う「とりめし―1グランプリ」が23、24日、岡山市北区幸町の下石井公園で開かれ、初代グランプリが決まった。
岡山県内の11店が参加。タルタルソースたっぷりの濃厚仕立て、鉄板焼き風、スープカレー風などと多彩なとりめしが並んだ。
来場者の投票により、グランプリには焼き鳥ムゲン(岡山市)が選ばれた。県産鶏の唐揚げに甘辛いたれをかけた定番スタイルで支持を集めた。店の運営責任者の秋田文子さん(52)は「何度も試作し、具の量やたれの味を調整した。岡山ならではの味覚を知ってほしい」と話した。
イベントは、県内発祥とされるとりめしに着目して県内外へのPRに乗り出した岡山飲食業協同組合が企画。グランプリのとりめしは、焼き鳥ムゲン駅前町店(岡山市北区駅前町)などでしばらく提供される。
山陽新聞社は地域の課題解決や魅力創出を図る「吉備の環(わ)アクション」として、岡山とりめしを県内外へ発信する取り組みを報道している。