アメリカ女子のアイコン、ミーガン・ラピノーが代表ラストマッチ!五輪金にW杯連覇、バロンドール受賞の輝かしい成績

[写真:Getty Images]

アメリカ女子代表FWミーガン・ラピノー(38)が、代表活動最後の試合を終えた。
【動画】大歓声に迎えられピッチを後にするラピノー

アメリカは現地時間24日、南アフリカ女子代表との国際親善試合をソルジャー・フィールドで行い、2-0で勝利。今季の限りでの引退を表明し、この試合がアメリカ女子代表としてのラストマッチとなるラピノーはキャプテンマークを巻いて先発出場し、54分までプレーした。

49分には左CKから自らの右足でエミリー・ソネットの追加点をお膳立て。代表通算出場試合数は「203」、ゴール数は歴代10位の63得点を記録し、アシスト数「73」は同国史上3位の数字となった。

ラピノーは2006年7月23日のアイルランド女子代表戦で代表戦デビュー。2012年のロンドン・オリンピック金メダルに始まり、2015年、2019年と女子ワールドカップ(W杯)連覇を経験し、19年のフランス大会ではゴールデンブーツ(得点王)とゴールデンボール(MVP)を受賞した。輝かしい成績を収めた同年は、女子バロンドールとFIFA最優秀選手にも選出されている。

試合後のスピーチでは「子供の頃の夢を実現できたことはとても光栄です」と語り、一礼。観衆から喝采を浴びた。

「ただただ感謝を伝えたいです。皆さんの前で成長できたような気がします」

「このチーム、この国を代表するということが私にとって何を意味するのか考えてみると、それは……私たちは皆さんにとってのほんのちょっとしたスナップショットに過ぎないということでしょうか」

「私たちは、私たちが私たちらしくいられるより多くの場を作り続けるために、ピッチの外で一生懸命戦ってきました。でも、できればそれを、みなさんが自分らしくあるためのより多くの場所に変えていきたいと思っています」

「このシャツを着て、素晴らしい選手たちと一緒にプレーでき、子供の頃の夢を実現できたことはとても光栄です」

「私がいなくなるわけではありません、心配しないでください。今は(観客の)皆さんの一人で、この代表チームのいち大ファンです」

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