谷内田哲平が2試合連続の直接FK弾!共に退場者出すもU-22日本代表がパレスチナ下しベスト16進出【第19回アジア競技大会】

[写真:Getty Images]

25日、第19回アジア競技大会(The 19th Asian Games)のグループD第2節が行われ、U-22日本代表はU-24パレスチナ代表と対戦し0-1で日本が勝利した。

パリ・オリンピックを目指す世代。初戦ではU-24カタール代表に快勝。カタールとパレスチナは引き分けたため、日本は引き分け以上で首位通過となる試合となった。

大岩剛監督はカタール戦から2名を変更。MF松岡大起(グレミオ・ノヴォリゾンチーノ)、MF佐藤恵允(ブレーメン)に代えて、MF山内翔(筑波大学)、MF小見洋太(アルビレックス新潟)を起用。GKに藤田和輝を起用し、[4-4-2]のシステムで、最終ラインは右から吉田真那斗、馬場晴也、山﨑大地、奥田勇斗を並べ、ボランチに谷内田哲平と山内、右に松村優太、左に小見を起用。2トップは内野航太郎と西川潤が入った。

開始2分、松村がボックス右で倒されると、FKから馬場がニアサイドで合わせに行くが、相手にクリアされる。

立ち上がりから日本がボールを保持して攻めていくことに。ただ、なかなか良い形でボールを運べないものの、CKを多く獲得していく。

すると13分には左CKからのクロスをニアで吉田がヘッドも、クロスバーに阻まれて先制とはならない。

18分には、スルーパスに反応した内野が抜け出そうとしたところ、モハメド・サレーが間に合わないタイミングでタックル。これが内野の足に入り一発退場となり、日本は数的優位に立った。

このファウルでボックス手前でFKを得た日本。22分には谷内田が右足を振り抜くと、GKがノーマークだった左隅に蹴り込み日本が先制。谷内田はカタール戦に続いてFKを直接沈めた。

27分、日本にはアクシデント。山内が2枚目のイエローカードをもらってしまいこちらも退場。10人vs10人の対決となる。

互いに10人になると試合はこう着状態に。後半に入っても互いに睨み合う展開となると、59分にパレスチナがビッグチャンス。しかし、GK藤田が素晴らしい判断で前に出てパンチング。すると、日本は60分に久々に攻め込み、左からの奥田のクロスをボックス内で内野がヘッド。しかし、これは枠の左に外れていく。

日本は66分に選手交代。西川、小見を下げて、日野翔太、鮎川峻を投入。鮎川は急きょ招集を受けた中での出場となった。

さらに77分に日本は内野と松村を下げて、佐藤恵允と角昂志郎を起用。攻撃面の活性化に動いていく。

しかし、中々攻め手を見出せず、決定機を作れない日本。後半アディショナルタイムには、谷内田を下げて松岡大起を起用して試合を締めにいく。

結局前半の谷内田のFKを守り切った日本が0-1で勝利。2連勝でグループステージを突破し、ラウンド16に進出した。

U-24パレスチナ代表 0-1 U-22日本代表
【日本】
谷内田哲平(前22)

◆U-22日本代表メンバー
GK:藤田和輝(栃木)
DF:吉田真那斗(鹿屋体育大)、馬場晴也(札幌)、山﨑大地(広島)、奥田勇斗(桃山学院大)
MF:松村優太(鹿島)[→76分 角昂志郎(筑波大)]、山内翔(筑波大)、谷内田哲平(京都)[→93分 松岡大起(グレミオ・ノヴォリゾンチーノ)]、小見洋太(新潟)[→66分 日野翔太(拓殖大)]
FW:内野航太郎(筑波大)[→76分 佐藤恵允(ブレーメン)]、西川潤(鳥栖)[→66分 鮎川峻(大分)]

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