
Andrew Osborn Nailia Bagirova
[25日 ロイター] - 旧ソ連アゼルバイジャンのアリエフ大統領は25日、同国を訪問したトルコのエルドアン大統領と会談し、アルメニアを経由して両国間に陸路の回廊を設ける可能性を示唆した。
エルドアン大統領は、アルメニア、イラン、トルコに接するアゼルバイジャンの飛び地、ナフチバンを訪問。同地でアリエフ大統領と会談した。
共同記者会見でアリエフ大統領は、本来はアゼルバイジャンに帰属すべき領土の一部を、旧ソ連当局がアルメニアの領土と見なしたため、ナフチバンが飛び地となり、アゼルバイジャンの主要部分から切り離されたと指摘した。
トルコとアゼルバイジャンはアルメニア南部を通る回廊の設置を望んでいるが、アルメニアは反対している。
アリエフ大統領とエルドアン大統領はこの後、ナフチバンの軍事施設を視察するほか、トルコからのガスパイプラインの起工式に出席する。