「やまがた蔵王」周遊拠点に 山形市、道の駅登録証手交式

森田裕介国土交通省山形河川国道事務所長(左)から道の駅「やまがた蔵王」の登録証を受け取る佐藤孝弘市長=山形市役所

 山形市表蔵王の国道13号沿いに12月上旬オープン予定の道の駅「やまがた蔵王」の登録証手交式が25日、山形市役所で行われた。

 佐藤孝弘市長が森田裕介国土交通省山形河川国道事務所長から登録証を受け取り、「蔵王温泉や西蔵王高原、上山市といった周辺エリアと連携し、道の駅を中心に観光周遊を楽しめるような工夫をしていきたい」と意気込んだ。整備・運営事業者を代表して県観光物産会館の担当者が施設の特徴を説明した。

 約2万1千平方メートルの敷地に、鉄骨造り2階建ての建物(延べ床面積約2500平方メートル)を整備し、同会館と連絡通路で一体化する。イベント開催などで活用する「樹氷ホール」、手ぶらで芋煮会やバーベキューを楽しめる「芋煮広場」を設ける。屋内テナントは飲食、物販の4店舗が入り、おむつや離乳食を扱う自動販売機を設置する。バス停留所の集約による交通結節点機能、災害発生時に一時避難場所となる防災拠点機能も持たせる。

 総事業費は約24億円で、約17億円を市が、残りを国が負担する。8月に最上町の「もがみ」と共に県内22、23件目の道の駅として登録された。

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