フードロス減へ茎活用 ブロッコリーのアイス JAあいち経済連

共同開発したブロッコリーの茎を活用したアイス

【愛知】JAあいち経済連とオフィス向けの健康社食サービスを展開するKOMPEITO(東京都)は、フードロス削減や持続可能な開発目標(SDGs)に配慮した商品開発の一環で、愛知県産ブロッコリーの茎を活用した「サステナブルアイス ブロッコリー」を開発した。着色料や香料を使わず、ブロッコリーの風味がほのかに感じられる味に仕上げた。

愛知県はブロッコリーの出荷量が全国3位で、2021年産は1万3600トンを出荷した。JAグループ愛知では、ブロッコリーの花蕾(からい)だけを袋詰めして販売しているが、余った茎は廃棄していた。アイスの原料には、廃棄される茎を20%使った。

経済連の担当者は「ブロッコリーは茎もおいしく食べられることを知ってほしいという思いで開発した。新たなブロッコリーの食べ方を楽しんでもらいたい」と話す。

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