「なつお」の挑戦 滝澤夏央選手の活動報告〈17〉8月の「走魂賞」受賞 観戦ツアーに感謝と決意

8月の2軍部門「走魂賞」を受賞した滝澤(球団提供)

「走魂賞 supported by こんにゃくパーク」(※)の8月度、2軍部門での受賞者となった滝澤夏央。ノミネート理由は「この暑さの中でもパフォーマンスの良い点や、塁に出た際は一塁コーチに盗塁を進言するなど、常に次の塁を狙う積極性があり、月間15安打を放ち、盗塁は二つ成功」というもので、最終的にはファンの投票で受賞が決定した。

受賞後、滝澤は「自分の強みや、これまで意識してきたことを評価していただいたのはうれしいですし、自信になります。年間大賞も取れたらいいなとは思いますが、いつも通り、やるべきことを継続していきたいです」と話した。

残りの公式戦も10試合を切ったが、ファームでは現在3位。「選手同士で順位について会話もしますし、意識もします。それが良いモチベーションになって、優勝を目指して一つも負けることなく、走り切りたいです。常に考えながらチームに貢献できるプレーをすること、それが優勝への近道であり、1軍に行っても同じことだと思うので、今まで通りやっていきたいです」と意気込みを語った。

今季はファームで70試合以上の実戦経験を積んだ滝澤。「調子の波があるので、うまくいかない時でも、その時にできることを探してチームに貢献することを意識しています。打撃が駄目なら守備で、守備が駄目なら打撃で、といった具合に。僕は性格的に落ち込むタイプですが、そうして切り替えることができるのは、普段の練習が自分に自信をくれているんだと思っています」

先日は地元からの観戦ツアーで70人ほどのファンが来場した。「面会はかないませんでしたが、こうして所沢まで来てくれるのは本当にうれしいですし、できれば1軍で活躍している姿を見せたかったです」と悔しい表情を見せたが、オフには応援してくださっているファンの皆さんにお礼の言葉や感謝を元気な姿で伝えるべく、残りの試合も全力で戦う。

※チームスローガンの「走魂」をチーム全体に意識づけるため、スローガンに見合ったプレーなどで貢献した選手を、監督やコーチが候補として選出し、最終的にファンクラブ会員の投票によって1軍・2軍それぞれ1人ずつ決定するもの。

(西武ライオンズ広報部)

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