プロの技術、吸収 山響長井公演前に、共演の中学生指導

生徒に助言を送る松岡恒介さん(左)=長井市・長井南中

 山形交響楽団のマイタウンコンサート長井公演が来月9日に行われるのを前に、山響トランペット奏者の松岡恒介さんが25日、長井市の長井南中を訪れ、公演で共演する同校吹奏楽部の生徒34人に指導した。

 公演では、ベルディ作、歌劇「アイーダ」の「凱旋(がいせん)行進曲」での共演を予定している。松岡さんは「すごいことを成し遂げた人が帰ってくるという雰囲気を出してほしい」などと手ほどきし、自らもトランペットを奏でながら、演奏に入るタイミングや音程などに関する助言を送った。

 部長の3年酒井花果さん(15)は「曲の情景を想像しながら演奏することを教えてもらった。一生懸命頑張るので、会場にぜひ足を運んでほしい」と話した。いずれも副部長で3年の伊藤莉音さん(15)と梅津百花さん(14)は「学校行事などが重なり練習時間は少ないが、本番で良い演奏ができるようにしたい」と意気込んだ。

 長井公演は市民文化会館で午後3時から開演する。チャイコフスキーの歌劇「エフゲニー・ネオーギン」より「ポロネーズ」、ビゼーの歌劇「カルメン」の楽曲などを演奏する。一般2500円、高校生以下1500円。全席指定。問い合わせは市民文化会館0238(84)6051。

© 株式会社山形新聞社