レゴ、再生ペット製品断念 温室ガス排出増が判明

レゴのブロック(ロイター=共同)

 【ロンドン共同】デンマークの大手玩具メーカー、レゴは、リサイクルしたペットボトルでブロックを作る計画を断念したと明らかにした。石油由来の素材の廃止を目指す取り組みの一環として進めてきたが、リサイクルペットは温室効果ガスの排出増加につながることが分かったという。英紙フィナンシャル・タイムズが25日報じた。

 レゴは2021年、石油由来のABS樹脂ではなく、リサイクルペットを使った試作品を発表した。しかし、既存のプラスチックと同様の安全性と耐久性を持たせるには追加の材料が必要で、製造工程で大量のエネルギーも消費されるという。

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