注目の個人タイトル争い ア・リーグ首位打者は1位と2位が5厘差

MLBの2023年レギュラーシーズンはいよいよ最終週に突入し、個人タイトル争いも佳境を迎えている。MLB公式サイトでは、注目の個人タイトル争いとして「ア・リーグ首位打者」、「ア・リーグ最多奪三振」、「ア・リーグ最優秀防御率」の3つをピックアップ。首位打者はコリー・シーガー(レンジャーズ)とヤンディ・ディアス(レイズ)、最多奪三振はケビン・ゴーズマン(ブルージェイズ)とパブロ・ロペス(ツインズ)、防御率はゲリット・コール(ヤンキース)とソニー・グレイ(ツインズ)の争いとなっている。

シーガーがトップを独走してきたア・リーグの首位打者争いだが、シーガーは直近7試合で打率.214(28打数6安打)と失速気味。ディアスが直近7試合で打率.440(25打数11安打)をマークし、一気にその差を縮めてきた。現時点での打率はシーガーが.333、ディアスが.328で5厘差。まだディアスには逆転のチャンスが残されている。なお、レンジャーズからの首位打者は2010年のジョシュ・ハミルトンが最後。レイズは首位打者を輩出しておらず、2009年ジェイソン・バートレットの.320が球団史上最高打率となっている。

6月以降、ゴーズマンがトップの座を守ってきたア・リーグの最多奪三振争いでは、232個のゴーズマンを4個差でロペスが追っている。ロペスの残り登板は1試合の見込みだが、ゴーズマンは日本時間9月27日のヤンキース戦で先発したあと、ワイルドカード争いの状況次第では、中4日でレギュラーシーズン最終戦にも先発する可能性がある。現状から見ても、残りの登板スケジュール的にも、ゴーズマンが有利と言えそうだ。

ア・リーグの最優秀防御率争いは、コール(2.75)を5ポイント差でグレイ(2.80)が追いかけている。残り登板は両者とも1試合の見込み。コールは日本時間9月28日のブルージェイズ戦、グレイは同29日のアスレチックス戦で先発予定となっており、コールがブルージェイズ打線に打ち込まれるようだと、グレイにもチャンスが出てくるだろう。コールはアストロズ時代の2019年に最優秀防御率のタイトルを手にしており、防御率1位のままシーズンを終えれば、4年ぶり2度目のタイトル獲得となる。

The post 注目の個人タイトル争い ア・リーグ首位打者は1位と2位が5厘差 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.