クリ、つややか 米沢で収穫期

収穫期を迎えて親子連れなどが訪れている観光クリ園=米沢市簗沢

 米沢市簗沢の観光クリ園「麦わらぼうし」(鈴木藤英代表)が、収穫期を迎えている。家族連れなどが、丸々と大きくなった実を拾い、秋の訪れを感じていた。

 斜面に広がる3ヘクタールほどの園地に15種類のクリの木約600本を栽培している。今年は猛暑やサルの食害で、わせ種の実は少なめだが、中生(なかて)、おくては順調に育っているという。

 園地では時折、食べ頃になったクリが落ちる音がし、イガからつややかな実が顔をのぞかせた。山形市から家族と訪れたみなみやまがた幼稚園年長の高橋陽ちゃん(6)は「(イガが)画びょうみたいで、触ると痛いけど楽しい。栗ご飯を食べたい」と話した。

 ピークは来月中旬までで、クリ拾いは同20日ごろまで楽しめるという。

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