CS前に1軍昇格期待!一時勝ち越しの2点適時打でアピールの木浪聖也&小幡竜平の正遊撃手争いへ割って入れる阪神2軍に潜む逸材とは!?

遠藤成が一時勝ち越しの2点タイムリーツーベースヒット

9月24日、タマスタ筑後で行われたウエスタン・リーグのソフトバンクホークス戦に、「9番・一塁」で先発出場した遠藤成は、4打数1安打2打点。一時勝ち越しの2点タイムリーツーベースヒットを放ち、1軍昇格へアピールした。

2回、2アウト2、3塁のチャンスの場面で打席に立った遠藤成は、ソフトバンクホークス先発の松本晴の2球目140kmストレートを捉え、レフトへ一時勝ち越しの2点タイムリーツーベースヒットを放った。

遠藤成は、2019年にドラフト4位で阪神タイガースに入団した高卒4年目の遊撃手だ。今シーズンは、1軍デビューへ向け、2軍で確固たる数字を残し、1軍昇格を目指すべく鍛錬を積んできた。

今シーズンは、前足で壁を作る意識を持ったことで上下のブレが少なくなり、下半身が安定。ボール球に手を出すことも減り、凡打の状態も良くなった。

7月27日のソフトバンクホークス戦で、今シーズン初アーチを満塁ホームランとして自信をつけた遠藤成は、8月16日の中日ドラゴンズ戦で猛打賞を記録すると、17日の中日ドラゴンズ戦でも先制のタイムリースリーベースヒットを放つなどマルチヒットを記録。23、24日のオリックス・バファローズ戦でもマルチヒットを記録し、25日のソフトバンクホークス戦まで5試合連続マルチヒット、8試合連続安打を記録した。8月は59打数21安打6打点1HR、打率.356と打撃好調を維持し、1軍にいつ呼ばれてもいい準備を整えていたが、未だ1軍昇格を果たすことができていない。

一時勝ち越しの2点タイムリーツーベースヒットを放ち、打撃でアピールした遠藤成が1軍昇格を果たし、木浪聖也と小幡竜平の阪神タイガース正遊撃手争いへ割って入る存在としてアピールできるか注目だ。

© 株式会社日本文芸社