ローマがルカクを完全移籍で獲得か? エイブラハムを差し出しチェルシーとトレードに動く可能性

元チェルシーのエイブラハムとルカクがトレードか[写真:Getty Images]

復活の兆しを見せているベルギー代表FWロメル・ルカク(30)だが、ローマが完全移籍で獲得する可能性が早くも浮上しているようだ。イタリア『Calciomercatoweb.it』が伝えた。

昨シーズンはインテルへとレンタル移籍してプレーしていたルカク。その期間が終了しチェルシーに戻っていたが、チームには居場所がなく、移籍先を探すこととなった。

インテルが完全移籍での獲得を目指すも、選手を売却して利益を得たいチェルシーは高い要求を見せ、ユベントスも獲得に動いたが金額を満たせず。イタリア行きは無くなったと思われた中、今度はサウジアラビアから超巨額オファーが舞い込み、チェルシーは乗り気だったが、ルカクが移籍を望まずに破談となっていた。

一方で、余剰戦力を囲いたくないチェルシーはどうにかして手放したいと考えた結果、ストライカーが不足していたローマがレンタル移籍で獲得した。

再びイタリアでプレーすることとなったルカクは、セリエAで3試合2ゴール、ヨーロッパリーグ(EL)でも1試合で1ゴールを記録するなど、復調の兆し。良いシーズンスタートを切った中で、この調子でシーズンを戦えば、完全移籍で獲得することになると見られている。

ジョゼ・モウリーニョ監督もお気に入りのルカク。ただ、モウリーニョ監督との契約が終わりに近づいていることもあり、今シーズンの結果次第では退任の可能性も。ただ、結果を残せばモウリーニョ監督も残り、ルカクが必要になると見られている。

チェルシーとしては手放したいルカクを売却できるのであれば、拒否することはないと見られている。一方で、ローマは移籍金を引き下げたいこともあり、イングランド代表FWタミー・エイブラハム(25)を戻すことで取引をする可能性があるようだ。

チェルシーは今季最悪のスタートを切っており、昨シーズンからストライカー不在が叫ばれている状況。エイブラハムは左ヒザ前十字じん帯断裂の重傷でプレーできていないが、1月にもこの取引が動く可能性があるという。

両者の評価額はあまり差がないため、トレードの形になる可能性もあるとみられ、互いにとってメリットのあるものになるとも。まだシーズン序盤ではあるが、残り3カ月の状態で変化が起こりそうだ。

© 株式会社シーソーゲーム