監督批判で追放のサンチョ、施設の使用も禁じられユナイテッドで完全に蚊帳の外に

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWジェイドン・サンチョが、チームから完全に追放されることとなったようだ。イギリス『ミラー』が伝えた。

サンチョは3日に行われたアーセナル戦でメンバー外。チームは3-1で敗れた中、エリク・テン・ハグ監督が練習の態度を問題視して外したとコメント。一方で、サンチョは「不公平だ」と公然と監督批判を展開する事態に発展した。

しかし、サンチョはドルトムント時代から遅刻癖があり、ユナイテッド加入後もそれは続いていたとのこと。テン・ハグ監督は集合時間をサンチョだけ遅らせるなどして対策を練っており、最初は効果があったが、徐々にそれも無くなっていったとされている。

サンチョは監督批判を展開したものの、自身のX(旧ツイッター)の投稿を削除。しかし、この発言の影響力は大きく、クラブはファーストチームの活動からサンチョを外すことを発表。追放される形となった。

『ミラー』によれば、サンチョはファーストチームから外されただけでなく、選手たちが使用するチームの施設が全て使用禁止になっていたとのこと。トレーニング施設だけでなく、食堂も使えないため、アカデミーの選手たちと過ごすことになっているという。

サンチョはクラブのこの対応にも不満を持っているとされているが、テン・ハグ監督への謝罪をするつもりはない様子。一方で、テン・ハグ監督は公の場での謝罪をしない限り、チームに戻す気がないことを示している。

ユナイテッドのウイングは、性的暴行疑惑が解消された元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッドがヘタフェにレンタル移籍、ブラジル代表FWアントニーは元恋人へのDV疑惑によりチームから外れている状況。謝罪1つでポジションを取り戻せる可能性があるが、現時点でその気はないようだ。

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