自転車のルール、しっかり守って 県警が一斉指導

通学中の高校生を呼び止め、ヘルメットの着用などを呼びかける上山署員=上山市

 自転車の交通ルールを再認識してもらおうと、県警は25日朝、県内各地で一斉指導取り締まりを行った。危険な運転をしていた高校生らにイエローカードを交付し、注意を促した。

 秋の交通安全県民運動(30日まで)と自転車利用者に対する全国一斉の取り締まり(25日)に合わせ、県内では通学路や自転車指導啓発重点地区・路線など14カ所で実施した。上山市の旭町踏切付近では、上山署員ら5人が踏切不停止の高校生3人を呼び止め、イエローカードを交付した。多くの生徒はヘルメットをかぶっておらず、一人一人に着用が努力義務になったことを伝えた。

 同署の海藤良太交通課長は「自転車は車と衝突すれば大きなけがをする一方、歩行者とぶつかれば加害者になる。交通ルールをしっかり守るとともに、日没が早くなってきているので早めのライト点灯を心がけてほしい」と話した。

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