中2女子生徒「母が嫌い」と供述 刺殺容疑で家裁送致、愛知

愛知県警本部

 愛知県大治町の集合住宅で、住民の女性会社員(40)が腹部を刺され死亡した事件で、殺人容疑で送検された中学2年の長女(14)が「母親のことが嫌い」という趣旨の供述をしていることが26日、捜査関係者への取材で分かった。名古屋地検は勾留期限となる同日、殺人容疑で長女を家裁送致した。地検は認否を明らかにしていない。

 約2年前、母親が虐待した疑いがあるとして、長女は児童相談所に一時保護されたことがある。保護は解除されたが、その後親子間で何らかの衝突があったとみて、県警が調べている。

 事件は6日未明に発生。長女は母親の下腹部を文化包丁で刺したとして殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。

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