江戸川大学 社会学部 佐藤秀樹講師がバングラデシュ・クルナ大学で環境教育をテーマに講演

江戸川大学の社会学部 現代社会学科の佐藤秀樹講師が、2023年9月10日(現地時間)にバングラデシュ・クルナ市にあるクルナ大学(Khulna University)に招かれ日本の環境教育に関する特別講演を行った。当日はクルナ大学の生命科学部(Life Science school)に所属する学生160人が参加した。

佐藤講師は「Introduction of Environmental Education in Japan~From the Viewpoints of Raising the People’s Environmental Awareness~」と題し、日本の環境問題の背景と歴史の概要に関する説明や、環境問題を解決する上で環境教育の果たす役割を英語で解説した。また、日本の環境教育の具体的な取り組みや、アプローチ方法並びに江戸川大学での環境フィールドワークの内容についても紹介した。

佐藤講師の専門は、環境教育、環境社会活動/農業農村開発協力。これまで、JICA青年海外協力隊(派遣国: エクアドル 職種: 野菜栽培)、農業・農村開発コンサルタント会社や環境NGO等で勤務し、国内外の農村振興や環境活保全に関する業務に従事してきた。ここ10年程は、主にバングラデシュで小・中学校での生物多様性保全の教材開発と普及啓発、ユネスコ世界自然遺産に登録されているシュンドルボン(The Sundarbans)を舞台とした漁師のエコツーリズム開発、マングローブの花を蜜源とする天然蜂蜜の商品開発、農畜林水産物の6次産業化と国内でのフェアトレードの促進、クルナ市のごみ拾い人の労働・生活環境の改善等、住民参加型の環境保全と貧困削減の両立を図るための実践的活動およびその研究を継続して行っている。また、日本国内では4年間に渡り、SDGsの学習会やイベントを通じた普及啓発活動の取り組みを進めている。

参考:【江戸川大学】現代社会学科・佐藤秀樹講師がバングラデシュのクルナ大学で講演

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