東証反落、1カ月ぶり安値 米利上げ長期化に警戒感

東京証券取引所

 26日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。終値は前日比363円57銭安の3万2315円05銭で、約1カ月ぶりの安値水準となった。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げが長期化するとの見方から、景気後退への警戒感で売り注文が膨らんだ。

 東証株価指数(TOPIX)は13.56ポイント安の2371.94。出来高は約13億1800万株だった。

 平均株価への影響が大きい半導体関連株などの値下がりが目立った。一方、割安感の出た銀行などの株は買われた。

 岸田首相は経済対策を10月中に取りまとめる方針を打ち出したが、証券関係者は「市場の反応は限定的だった」と話した。

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