中国恒大の元CEOら拘束か 不正資金問題で昨年辞任

中国恒大集団のロゴ=2021年9月(ロイター=共同)

 【北京共同】経営再建中の不動産大手、中国恒大集団の最高経営責任者(CEO)を務めていた夏海鈞氏と最高財務責任者(CFO)だった潘大栄氏が中国当局に拘束されたとみられると中国メディアの財新が26日までに報じた。

 2人は傘下の不動産管理会社、恒大物業集団から恒大への不適切な資金不正流用問題に関与したとして2022年に辞任していた。

 一方、恒大の傘下企業は今月25日が期限だった人民元債40億元(約800億円)の元利金の支払いができなかったと発表した。同債券は3月23日が期限だった利払いもできていなかった。

© 一般社団法人共同通信社