西武鉄道、中古車両を導入へ 東急と小田急から計100両

小田急電鉄の8000形車両

 西武鉄道は26日、東急電鉄と小田急電鉄から2024~29年度に、中古車両計約100両を有償で譲り受けて導入すると発表した。新車購入に比べて初期投資が半分程度で済み、性能向上で省エネ化にもつながるとしている。

 西武によると、小田急の8000形を国分寺線で24年度から、東急の9000系を多摩川線、多摩湖線、西武秩父線、狭山線で25年度から順次導入し、西武の101系、2000系、4000系と置き換える。導入時に外装は変える。池袋線や新宿線は対象外。

 首都圏の大手私鉄のうち、省エネ性能の高いインバーター制御で運行している車両の割合は小田急が100%、東急が99%で、西武は70%。

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