おいしさは「バッチグー!」 目指せ日本一! 去年 準グランプリ米の田で稲刈り

広島県北広島町に、2022年の全国コンテストで準グランプリに輝いたコメがあります。その田んぼでことしの稲刈りがありました。目指すは日本一です。

標高およそ350メートル、北広島町今吉田地区。その一角で稲刈りがありました。品種は、地区自慢のコメ「コシヒカリ」です。

2022年、北広島町で開かれたコメのコンテスト…。全国360点あまりの応募の中、地元の 隅田英治 さんが出品したコシヒカリが2位になりました。地区にとっても大きな出来事でした。

隅田英治 さん
「みなさんの意識が変わりましたね。もっといいコメを作ろうと」

隅田さんは、穂を触りながら「よく育っていると思います」と話します。

この日、収穫作業を手伝った仲間の農家は、コンテストのライバルです。2022年は、今吉田から2軒の農家が参加しましたが、ことしは6軒に増えました。

隅田さんは田んぼのわきを流れる水が、今吉田のコメの味に関係しているといいます。

隅田英治 さん
「この水がですね、ため池から流れている。葉っぱが落ちてバクテリアが育って、適度な温度になって、それが(コメ作りに)いいんじゃないかと思います」

話を聞くのは、地元コンビニエンスストアの社長です。

ポプラ 岡田礼信 社長
「去年、食べさせてもらっておいしかったんでね、どういう環境でできているのか興味もありましたし」

作業した人、見学した人、全員の昼食はおにぎりです。今吉田産コシヒカリの新米です。隅田さんのコメ作りの先生役・向井大士さんが差し入れました。

「ことしは日本一」という隅田さんの願い、先生の見立てはどうでしょうか?

向井大士 さん
「バッチグー!」

北広島町のコメのコンテスト「全日本お米グランプリ」は、12月に最終審査が行われます。

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