電気不要の「光る樹木」 街路樹、照明に活用期待

発光するキノコの遺伝子を組み入れた植物「光る樹木」(出村拓教授提供)

 奈良先端科学技術大学院大の出村拓教授(植物生理学)は26日、発光するキノコの遺伝子を組み入れた植物「光る樹木」を開発したと発表した。電気を必要としない室内照明や街路樹への活用が期待される。出村教授は「環境に負荷がかからない照明として注目されれば」と話した。

 クラゲなどの蛍光タンパク質を組み合わせ、強く発光させられるようになった。タンパク質の組み合わせなどにより緑や赤、青色に光らせることもできる。

 近くベンチャー企業を設立し、観葉植物などの商品化を目指すという。

© 一般社団法人共同通信社