宮城県の秋の味覚 気仙沼茶豆 記録的猛暑で出荷ゼロ

記録的な暑さが秋の味覚にも影響を及ぼしています。例年この時期に旬を迎える宮城県の気仙沼茶豆に実がならず、出荷ゼロの異常事態となっています。

気仙沼市の階上生産組合では、20年ほど前から一般的な枝豆より香りと甘味が強い気仙沼茶豆を栽培していて、多い年で15トンほどを出荷しています。

例年は9月中旬から収穫の時期を迎えますが。

階上生産組合佐藤美千夫組合長「ぺったんこで実がなってないね。全然。今まではこういうこと絶対になかった」

記録的な猛暑や雨が少なかった影響で実が入らず、出荷できる豆が全く無いということです。このようなことはこれまで1度もなかったと話します。

階上生産組合佐藤美千夫組合長「さやが伸びないし、さやの中には青い豆が無し。今までこういうのはなかったね。天候には勝てないんだね作物は」

畑をこのままにして収穫できなかった茶豆を肥料として活用し、翌年に備える予定です。

階上生産組合佐藤美千夫組合長「本当に残念に思います。私たちが悪いわけじゃないけど気候によって左右されましたので、ご勘弁よろしくお願いします」

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