【Jリーグ】ジャニーズとの関係どうなる? 野々村チェアマンが答える

ルヴァンカップ決勝での国歌斉唱などでタレント起用。

Jリーグは9月26日に理事会を開き、来シーズンのクラブライセンスの判定結果などが承認された。理事会後に野々村芳和チェアマンや担当者がオフライン・オンラインによる記者会見を行った。

このなかで、ジャニー喜多川氏(87歳で死去)による性的加害により社会的問題になっているジャニーズ事務所とJリーグの今後の関係性について質問が出た。これまで同事務所のタレントがルヴァンカップ決勝で国歌斉唱を担当するなど、イベントなどで接点もあった。

野々村チェアマンは次のように答えた。

「先日の実行委員会で、実行委員の皆さんとも話をしました。当然ながら重大な人権問題だと認識を持っています。直の取引は現在、Jリーグとしてはありません。

Jリーグなどサッカー界は、FIFA(国際サッカー連盟)の傘下にあることを踏まえ、しっかりグローバルスタンダードに立った感覚に合わせていかなけければいけないと改めて確認しています。

今後のところでは、国連の人権理事会の指導方針に合わせながら、いろいろな動向を見極めていくことになります。特別どこの事務所と、という話ではなく、改めてサッカーを仕事としている者として、日本の基準以上に、グローバルの基準で(こうした問題について)いろんなことを考えていかなければいけないと確認し合っています」

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そのようにJリーグとして、人権問題については「世界基準」で判断・対応していくと野々村チェアマンは強調。基本的には様々な問題が解消されない限り、代理店などを通じたタレント起用なども見送られることになる。

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