女児の腕つかみ負傷させる体罰 宝塚の女性教諭を減給 兵庫県教委、3件の処分発表

兵庫県庁3号館=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県教育委員会は26日、女児の腕をつかむなどの体罰でけがを負わせたとして宝塚市立小学校の女性教諭(40)を減給10分の1(3カ月)とするなど、計3件の懲戒処分を発表した。

 県教委によると、女性教諭は6月、学校で使用を認めていないシャープペンシルを使っていた女児に対し、ランドセルにしまうよう指示したが従わなかったため、右腕をつかんでペンを取り上げた。その後、学校生活のルールを書いた掲示物の前まで手首をつかんで連れて行こうとしたところ、抵抗した女児が転倒して尻もちをつき、机で後頭部を打ったという。女児は右腕に皮下出血や傷を負い、右肩の関節を捻挫した。

 このほか、自家用車で死亡事故を起こした播磨東地区の県立高校男性教諭(36)、自家用車で重傷事故を起こした明石市立中学校の女性教諭(42)の2人を戒告とした。(大橋凜太郎)

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