東急電鉄と小田急電鉄、西武鉄道に車両を譲渡

東急電鉄と小田急電鉄は、西武鉄道に車両を譲渡する。

東急電鉄は9000系、小田急電鉄は8000形を、西武鉄道へ譲渡する。9000系は多摩川線・多摩湖線・西武秩父線・狭山線、8000形は国分寺線に導入する。車両数は100両。

9000系は、1986年に導入。東急では初めて交流モーターを採用し、省エネルギー・省力化を実現し、導入後には東横線の主力車両として活躍し、東京メトロ副都心線相互直通を機に大井町線へ転籍した。

8000形は、1982年に導入。高性能車両として回生ブレーキ機能を搭載したほか、2003年からリニューアル工事により、VVVF化などの省エネルギー化を推進し、通勤車両の主力として活躍した。

これにより西武鉄道は池袋線や新宿線などの本線系に新造車両を導入することで省エネルギー化を加速し、2030年度までに車両のVVVF化を達成し、年間約5,700トンの二酸化炭素削減につなげる。

第1編成の運行開始は2024年度を予定しており、8000形が導入される。2029年度にかけて順次運行を開始する計画で、9000系は2025年度以降の導入となる。

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