スマホ利用 マレーシア人と議論 県内中高生がオンラインサミット

中高生らがオンライン上で意見を交わしたスマホサミット=岡山県庁分庁舎

 岡山県内の中高生がスマートフォンの適切な利用法を考える「OKAYAMAスマホサミット2023」(県教委、岡山市教委、山陽新聞社主催)の第3回会合が26日、オンラインで開かれ、日本への留学経験があるマレーシア人と意見交換し、現地の中高生らの利用状況について理解を深めた。

 県内の中高7校の生徒約30人が参加。多様な視点からスマホの利用法を考えてもらおうと、県教委職員と親交のあったムハマド・ハジムさん(24)を会合に招いた。

 ムハマドさんは、マレーシアでも多くの中高生が所持していると説明し「学校の大半の授業で調べ物などに利用することが許可されている」と紹介。生徒たちは「日本でも積極的に取り入れれば効率的な学習につながると思う」「授業で使えるようにするには新しいルール作りが必要」といった意見を出し合った。

 10月13日も今回とは別の中高6校を対象に会合を開き、11月にこれまでの話し合いを踏まえた成果報告会を岡山市内で開く。

© 株式会社山陽新聞社