【白山大賞典】川田「気持ちが前向きな馬」ウィルソンテソーロが交流重賞3連勝

9月26日、金沢競馬場で行われた交流G3・白山大賞典は、断然の人気に押されたウィルソンテソーロが交流重賞3連勝を決めた。2着にメイショウフンジン、3着にペイシャエスが入り、JRA勢が馬券圏内を独占した。

白山大賞典、勝利ジョッキーコメント
1着 ウィルソンテソーロ
川田将雅騎手
「無事に終わって何よりです。名古屋でも盛岡でも、初めての場所で何も問題なく走ることが出来ている馬ですので、今日も特に心配することなく競馬を迎えることが出来たと思います。気持ちが前向きな馬なので、そこをこちら側が少しコントロールしながら、自分のリズムを守りながらの道中でした。少し具合的にももう一つ良くなれる状態での今日のレースを迎えてますので、その分最後苦しくはなるだろうなと想定した通りの内容だったので、それでもしっかり勝ちきれるレースを組み立ててきました。具合的にももう一つ良い状態で次に向かえると思います。僕が乗せていただくようになって3戦目ではありますけど、一戦ごとにダート馬らしく、良い筋肉を身にまといながら成長を感じる雰囲気で一戦ごと歩んでますので、これから先も力を付けながら、一番高い舞台でも戦える馬になってくれることを願います。久しぶりに金沢の方に来させていただきましたけども、またこうして多くの皆さんの目の前でしっかりとウィルソンが皆さんの期待に応えて走ってくれましたので、またこの馬が走る時に、全国どこに行くか分かりませんけれど、応援してもらえたらなと思います。ありがとうございました」

レース結果、詳細は下記のとおり。

26日、金沢競馬場で行われた10R・白山大賞典(Jpn3・3歳上オープン・ダ2100m)は、川田将雅騎乗の1番人気、ウィルソンテソーロ(牡4・美浦・小手川準)が勝利した。1/2馬身差の2着に3番人気のメイショウフンジン(牡5・栗東・西園正都)、3着にペイシャエス(牡4・美浦・小西一男)が入った。勝ちタイムは2:11.0(良)。

2番人気で藤岡康太騎乗、ケイアイパープル(牡7・栗東・村山明)は、4着敗退。

交流重賞3連勝

川田将雅騎乗の1番人気、ウィルソンテソーロが断然の人気に応えた。レースでは積極的に先行していくJRA勢を見るように5番手の位置から。虎視眈々と前を伺い、3コーナー手前では3番手まで押し上げていくと、外目からじわじわと進出。勝負どころから捩じ伏せるように押し上げていき、ライバルを半馬身差競り落として、交流重賞3連勝のゴールへ飛び込んだ。

ウィルソンテソーロ 11戦7勝
(牡4・美浦・小手川準)
父:キタサンブラック
母:チェストケローズ
母父:Uncle Mo
馬主:了德寺健二ホールディングス
生産者:リョーケンファーム

【全着順】
1着 ウィルソンテソーロ 川田将雅
2着 メイショウフンジン 幸英明
3着 ペイシャエス 菅原明良
4着 ケイアイパープル 藤岡康太
5着 ライトウォーリア 吉原寛人
6着 セイカメテオポリス 青柳正義
7着 ゴライコウ 坂井瑠星
8着 ミストラルウインド 大畑慧悟
9着 サンデーグラス 大畑雅章
10着 キープクライミング 加藤翔馬
11着 サンレイファイト 堀場裕充
12着 マーニ 甲賀弘隆

© 株式会社競馬のおはなし