【実録】ママ友に“マウンティング”と思われてしまった後悔エピソード #1「今も埋まらない溝が…」

そんなつもりはなかったけれど、ふと口にしたことで「マウンティングされた」と受け取られてしまったらショックですよね。

マウントの感覚は人それぞれで、自分にとっては何でもないことでも、その人にとっては悪い衝撃になる場合もあります。

その人の状態がわからないときほど、思わぬ一言がマウンティングと取られる場面は多いもの。

どんな内容がマウンティングと思われてしまったのか、ママたちに聞いた実録エピソードをご紹介します。

「仲のいいママ友が『趣味でギターを始めたの』と話してくれたとき。

楽器の演奏なんて楽しそう、いいなあと興味津々でいつも通っている教室の話を聞いていました。

私の兄がたまたま昔バンドをやっていて高価なギターをいくつか持っており、彼女が『いつかこれを買って弾いてみたいな』と口にしたものが兄の持っている一つだったのは、本当に偶然です。

思わず『それ、兄が持っているけれどきれいな音だよね』と相づちのつもりで返したら、『へえ、羨ましい』と白けた声で言われ、焦りました……。

彼女からすれば、身内がそれを持っている自慢をされたと感じたのだと思います。

慌てて『ごめんなさい、自慢とかじゃなくて……』と謝ったけれど、『お兄さん、今も弾いているの?まさかお蔵入りとか?』と今度は皮肉な調子で返されて、困りました。

結局彼女はギターの話をしなくなり、今もお付き合いはあるけれど溝は埋まらないままです。

マウンティングなんか決して意識していなかったけれど、持っているだけでこう受け取られることもあるとわかり、気をつけようと思いました」(32歳/看護師)

ママ友がほしいギターを、たまたま自分の兄が持っていた。こんな偶然は、持っている側はどうとも思ってはいなくても、持っていない側にとってはネガティブな刺激になることもあります。

悪意はなくても所有していることを打ち明けただけで雰囲気が悪くなると、元通りの仲になるのは時間がかかるもの。

ただの偶然がマウントになる可能性はなかなか想像できず、話題を選ぶのは難しいなと感じます。

(ハピママ*/ 弘田 香)

© ぴあ朝日ネクストスコープ株式会社