コロンビアサッカー界で再びの悲劇…コロンビア2部クラブ会長が敗戦後に射殺される…

[写真:Getty Images]

コロンビアサッカー界で再び悲劇的な事件が起こった。『ロイター通信』が伝えている。

コロンビア2部に所属するティグレスFCは、エドガル・パエス会長(63)が23日のアトレティコFC戦での敗戦後、射殺されたことを明かした。

地元メディアによると、パエス会長は2-3で敗れたアトレティコFCとのホームゲーム後に娘と車で帰宅中に、スタジアム近くでバイクに乗った男2人によって銃撃されて死亡したという。

幸いなことにパエス会長の娘は無事に逃走し、現在地元警察が殺人事件の捜査を行っている。

クラブはパエス会長の訃報を受け、以下の声明を発表している。

「ティグレスのファミリーとスポーツ界はこの出来事に打ちのめされています」

「チームに対する彼の献身と、私たちの地域におけるスポーツの発展への献身は、彼を知る機会に恵まれたすべての人に消えることのない痕跡を残しました」

さらに、プロリーグを運営するコロンビア・プロサッカー・メジャー部門(DIMAYOR)のフェルナンド・ハラミージョ会長は、「彼は常に友人たちへの敬意、強くも敬意を持った立場、そして私たち皆が情熱を注ぐスポーツであるフットボールへの愛を公言していた点で際立っていた」と、友人の突然の死に哀悼の意を表した。

なお、コロンビアの国内リーグでは今後の2節でパエス会長への試合前の黙とうが捧げられる予定だ。

コロンビアでは過去に、1994年アメリカ・ワールドカップ(W杯)のアメリカ代表戦でオウンゴールを献上したコロンビア代表DFアンドレス・エスコバルが帰国後に射殺される悲劇が起きていた。

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