LyondellBasellが持続可能性への取り組みを示す+LC(低炭素)ソリューションを発売

【ヒューストン2023年9月27日PR Newswire】LyondellBasellは26日、国際持続可能性炭素認証(ISCC)の「ISCC PLUS認証」を取得しているマスバランス方式で生産した中間体と誘導体(I&D)化学品の新シリーズ「+LC(低炭素)」ソリューションを発売し、持続可能製品を拡充すると発表しました。リサイクル原料や再生可能原料から作られる+LCソリューションは、化石燃料由来の代替品より低いカーボンフットプリントを提供することで、企業が、現代的で持続可能な生活に不可欠な質の高い用途を維持しつつ、温室効果ガス(GHG)排出削減目標を達成できるよう設計されています。

LyondellBasellのKimberly Foley I&Dおよび精製担当執行副社長は「持続可能性は当社のビジネス戦略の構造に織り込まれています」と話しています。「+LCソリューションは、当社のお客様がGHG排出削減目標や製品循環型社会に向けシフトしていくに当たって、重要な一歩となります。こうした低炭素ソリューションは、再生可能なバイオベース原料やリサイクル原料を使用し、お客様がスコープ3のGHG排出量削減をできるよう支援します。当社は、長年にわたるイノベーションの歴史、顧客中心のアプローチ、持続可能性への注力を生かし、当社とお客様双方の持続可能性意欲に合致する製品群を設計しています」

LyondellBasellは、70年におよぶI&D部門のイノベーションと品質の伝統を足がかりとして、新たな+LC製品群により、既に強固なポートフォリオをさらに強化しています。こうした製品には、スチレンモノマー、エチレン、プロピレンオキサイド(PO)などI&Dの中核製品があり、断熱材から自動車、消費財に至るまで、さまざまな分野で利用されています。今回の発表は、LyondellBasellが先ごろ、テキサス州でプロピレンオキサイドと第三級ブチルアルコール(PO/TBA)プラントを稼動させたことに続くもので、年間生産能力が大幅に向上し、I&D分野のグローバルリーダーとしての同社の地位はさらに強固なものになりました。このPO/TBA部門の年間生産能力は、POが47万トン、TBAとその誘導体が100万トンです。

+LCシリーズの製品には全てISCC+マスバランス認証が付いており、バリューチェーン全体を通じてトレーサビリティーを提供します。再生可能な原料やリサイクル原料が製造工程で通常の原料と混合されても、マスバランス方式により最終製品まで遡ることができます。さらに、これらの製品では製品カーボンフットプリント(PCF)データが利用可能なため、企業は+LCソリューションのカーボンフットプリントを従来の化石燃料ベースの同等品と直接比較できます。+LC製品を選択することで、企業は性能を損なうことなく持続可能性をシームレスに事業に組み込め、機能的ニーズと持続可能性目標の両方を満たすバランスの取れたアプローチを反映させられます。

+LCソリューションは現在、欧州と米州で販売されており、2024年初頭にはアジアへの進出が予定されています。化石原料の代替品として再生可能な原料やリサイクル原料でつくった製品を提供することで、化石資源の保護と原料生産に伴うGHG排出量の削減に寄与しています。

LyondellBasell(ライオンデルバセル)について

LyondellBasell(NYSE: LYB)は、持続可能な生活のためのソリューションを生み出している化学産業のグローバルリーダーです。高度な技術と集中的な投資を通じて、私たちは循環型経済、低炭素経済を実現しています。当社はあらゆる活動を通じて、顧客、投資家、そして社会のための価値創造を目指しています。世界最大級のポリマーメーカーとして、またポリオレフィン技術のリーダーとして、当社は、持続可能な輸送や食品の安全性から、清潔な水や質の高いヘルスケアまで、幅広い用途向けの高品質で革新的な製品を開発、製造、販売しています。詳細については、https://www.lyondellbasell.com/ をご覧いただくか、LinkedInで@LyondellBasellをフォローしてください。

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