PSG前指揮官ガルティエにナポリ&マルセイユが関心か?

[写真:Getty Images]

昨シーズン限りでパリ・サンジェルマン(PSG)を退団したクリストフ・ガルティエ氏(57)に、ナポリとマルセイユの2クラブが関心を示しているようだ。フランス『RMC Sport』が報じている。

リール時代の2020-21シーズンにリーグ・アン制覇を成し遂げ、ニースでも確かな実績を残したガルティエ氏。その手腕を買われ、昨季はPSGの新指揮官に招へいされると、リーグ・アンではノルマである優勝を達成。

ただ、チャンピオンズリーグ(CL)でのベスト16敗退、クープ・ドゥ・フランス早期敗退に加え、シーズンを通した低調なチームパフォーマンスが影響し、最終的に1年でクラブを追われる形となった。

その後、ガルティエ氏に対してはサウジアラビアの複数クラブが招へいの動きを見せていたが、最終的に中東行きは実現しなかった。

そういった中、開幕からの不振やピッチ外の問題によって監督交代を検討しているナポリとマルセイユの2クラブが同氏の招へいに関心を示しているようだ。

ルチアーノ・スパレッティ前監督の下でスクデット獲得を成し遂げたナポリは、開幕前の下馬評では有力な優勝候補と目されていたが、ここまで2勝2分け1敗の7位に低迷。ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、ルディ・ガルシア新監督の手腕や求心力に早くも疑問を抱いており、今後4試合でチームを好転させられない場合、解任を辞さない構えだという。

一方、マルセイユは今夏就任したマルセリーノ・ガルシア・トラル監督がわずか公式戦7試合の指揮で電撃退任。CL予選での敗退という失態はあったが、リーグ戦では5戦無敗だったものの、クラブ首脳陣と対立するウルトラスの苛烈な批判や脅迫まがいの抗議に嫌気が差す形での退任となった。

現在、クラブはジャック・アバルドナド氏を暫定指揮官に据えているが、できるだけ早い段階での後任指揮官招へいに動いている。そして、現時点でのトップターゲットが前PSG指揮官だという。

なお、両クラブは今夏の新指揮官招へいの際にもガルティエ氏を候補の一人としてリストアップ。代理人サイドとの関係はすでに築かれており、交渉は比較的スムーズに行うことができるはずだ。

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