日本海を低気圧が東進 秋分過ぎても残暑に

日本海には複数の低気圧が発生し、東へと進む見通しです。そのため、日本海側の地域では雲が広がりやすく、雨の降る所が多くなりそうです。特に東北南部や北陸では、午前中ほど雨足の強まる時間があるでしょう。関東から西の太平洋側は晴れる地域もありますが、南から暖かく湿った空気が流れ込むため、蒸し暑い体感となりそうです。
立秋を過ぎても夏の暑さを感じるときに、残暑という言葉を使いますが、気象庁では立秋から秋分までの間の暑さを残暑と説明しています。本来であれば、秋分を過ぎたこの時季は過ごしやすい体感になり、残暑という言葉を聞く機会が少なくなります。ただ、この先も平年より気温が高く、蒸し暑くなるため、今年は残暑という言葉をもうしばらく聞くことになりそうです。

気象予報士・岩堀 祐斗

画像について:27日の天気予報。

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